文章を書くことが苦手。文章の書き方を学んで克服する!

作文に強くなる (岩波ジュニア新書)』(馬場博治、岩波書店)。
もっと他の人が興味をもってくれる書評を書けるようになりたい。今の自分の文章には、何が足りないのか知りたいと思い、文章の書き方本を探しているときに図書館で見つけた。
児童図書コーナーに置いてあった本だから、わかりやすく、取り組みやすい内容で書かれているに違いないと思った。新書というと難しいイメージをもっているが、新書でも「ジュニア新書」。
普段、本は読んでいるから内容が理解できないことはないと思うけれど、わかりやすければわかりやすいほどいい。書評が初心者の私にとっては、基礎から学べる本を読んでみようと考え、読んでみたので備忘録。

小学生から大学生が対象。文章が書けないと思っている人、文章を書くのが苦手だと思っている人向けにどんな手順で、どう書けばいい文章になるのかポイントが書かれている。
本書を読み終わって感じたことや勉強になったことをいくつかピックアップすると・・・

  • 5W2Hにしてみる。いつ、どこで、誰が、なぜ、何を、どのようにしたか+歴史。
    自分の経験や歴史をいれると、文章に深みが増す。
  • 書き始める前に、自分は何を主張したいのかはっきりさせておく。書いているうちに軸がぶれないようにすると、「なにがいいたいのかわからない」ということを防げる。
  • キーワードがあると、文章は書きやすくなる。この本では「キーワード法」という名で紹介されている。
    キーワードなしでは文章は書けないと言い切る部分を読んで、読書しながらメモすることは必要なんだなと感じた。

この本は作文や小論文を書く手順や材料の集め方、ダメな文章と読まれる文章について学べる本だ。それだけでなく、手紙やブログ記事といった誰かに向けて書く文章を書くときにも大切なことが学べる。私としては、学生時代に読む機会があればよかったのにと感じた。そしたらあの頃、文章を書くことをもっと楽しめたかもしれないと感じた。
他にも、本文の中に「いい文章を書くためには、いい文章をたくさん読むこと」をおすすめしている。この部分は、文章書き方について書かれている他の本とも共通する点だ。前に読んだ『読まずに小説書けますか 作家になるための必読ガイド (ダ・ヴィンチブックス)』にも、いい文章を書く小説家の読書量について議論されていた。基本を知ったうえで、他の文章を読むことの大切さを改めて考えさせられた。
文章をどのように書いたらいいのかわからない、文章を書くことが苦手だと感じている人、読まれる文章を書きたいと思っている人におすすめの良書。

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