『ゲームクリエイターの仕事 イマドキのゲーム制作現場を大解剖!』(蛭田健司、翔泳社)。
プログラミングの勉強をしていると何か作りたくなる。ということで、好きなゲームはどんなスキルがあれば作れるものなのか知りたくて読み終わったので備忘録。
この本は、『13歳のハローワーク』のゲーム制作版な印象。ゲーム制作にはいろいろな職種があり、自分が興味を持っている仕事に対してどんな視点やスキルが必要なのかアドバイスしている。
また、仕事の中でどんなことをしているのかわかるようになっている。
著者は、セガ・エンタープライゼスやコーエーで勤め、プログラマーやディレクターなどの職種を経てゲーム制作に携わってきた人。
本書を読み終わって勉強になったこと、感じたことをいくつかピックアップすると・・・
- チュートリアルはキャラクターがガイドした方が、ユーザーの投入度が高くなる。
説明動画やソフトの導入時にキャラクターイラストがあったほうが見ているかもしれないと感じた。
ゲームだけでなく、アプリやソフトウェア、HPの説明動画に用いて効果を試してみたいと思った。 - プランナーに必要なスキル。企画書や仕様書、世界観の作成が必要だからある程度、絵を描くスキルも必要だってことを知りたかったなと感じた。
- 言語の習得で何を始めるか迷ったら、「就職したい会社の募集要項を参考にする」という部分は参考になった。なるほど。
趣味でゲームを作る場合、どんな内容を考えなきゃいけないのかおおまかにつかめた気がする。企業だといくつかの職種にわかれるけれど、個人だと一人でするか仲間が必要。そのときに、どんなスキルがゲーム制作には必要なのか知るきっかけになった。ゲームクリエイターの職種別に勉強法やおすすめのツールが知りたいと思っている人には向かない。しかし、ゲームが好きでゲーム制作に関わりたいと考えている人には、どんな職種がありどんな仕事をするのか、概要を知るための良書。