プロの書評家が実践している『遅読家のための読書術』

遅読家のための読書術――情報洪水でも疲れない「フロー・リーディング」の習慣』(印南敦史、ダイアモンド社)。
「短時間でレビューを書けるようになりたい、積ん読本をそろそろ読んでしまいたい。」思いを解決してくれそうな本のタイトルに惹かれ、読み終わったので備忘録。

著書のゴールは「音楽を聴くように本が読める状態をつくる」こと。
読書習慣をつくるためのポイント、速読のポイント、多読ポイントなど沢山のレビューを日々書いている著者が実践していることを知ることができる。
著者は、ライフハッカーというメディアサイトの書評欄を担当。他にも多数メディアの書評欄を担当している方。

本書を読み終わって勉強になったこと、感じたことをいくつかピックアップすると・・・

  • 自分の読書記録を振り返ることって大事なんだなと教わった。
  • 速く読むためのステップではどの箇所を読むべきなのかポイントがあることは勉強になった。
  • 自分の興味の幅を広げるためにどんな割合で別のジャンルを入れるのか、実践してみたいなと思った。

楽しむ読書と情報を得るための読書を分け、後者の読書方法についてポイントがわかる内容だった。学生のときは小説を読むことが多いため、楽しむ読書がメインだったけれど、社会人になると自己啓発などのいわゆるビジネス本を読むことが増えた。学生のときと同じ読み方をしていると気になる本がどんどん積まれる積ん読状態が続いた。
しかし、この本を読んだあとに紹介されていた読み方を実践すると、一冊を読む時間短縮になった(気がする。実際に時間を計っていないけど、1ヵ月に読んだ冊数が増えた)。書評家が実践する読書方法を知ることができる良書。

スポンサーリンク
スポンサーリンク




シェアする

フォローする

スポンサーリンク
スポンサーリンク