小説家&経営者の著者が説くテーマとビジョンの大切さを知る『小説家の経営術』

小説家の経営術

小説家の経営術 』(西川三郎、幻冬舎メディアコンサルティング)。
会社ホームページで見かけるテーマとビジョンをじっくり読んだことありますか?
正直、就職活動の時や入社後の会社全体での会議のときぐらいしか読もうと考えたことがない。
今回の本は、仕事内容から経営、営業といったキーワードに関係しているからなのか、本のタイトル『小説家の経営術』に対して「どういうこと?」と気になり、読み終わったので備忘録。

著者は小説家の視点と経営者の視点は共通する部分が多いと考えている。
小説家であり企業の経営者である著者が小説技法を使って、経営に必要なテーマとビジョンを描き、実践していく方法を教えてくれる内容となっている。

本書を読み終わって勉強になったこと、感じたことをピックアップすると・・・

  • 小説執筆の手法を企業経営に活かし、実践するための5つのヒント。
    →この部分は小説家が小説を書き始める前にどんな内容を決めるのか手順を知るいい機会になった。
  • 会社経営におけるテーマとビジョン設定の大切さを知った。
  • 小説を読んで面白かったと感じるためだけでなく、小説のテーマや構成を考える視点については、小説の楽しみ方を広げる勉強になる。

小説家であり企業の経営者が語るテーマとビジョンの大切さと描く方法は、小説を書く手順を例にしているため、小説家がどのようにして小説を書いているのか知る興味深い内容だった。
また、筆者は本の中で「優れた作品、多くの読者の共感を得ている作品には、必ず成功に導くための仕かけがあります。(P193)」と言っている。この言葉は小説家を目指す人、経営者としてテーマとビジョンを描き始める人含め、人が魅力に感じるものをつくりたいと考える仕事に通じる言葉だと思った。
企業のテーマとビジョンってどういう意味があるのか知りたい人、小説家がどんな手順で物語を書くのか知りたい人におすすめな一冊。

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