『「好きな仕事」は会社を辞めずにやりなさい!』(田中和彦、日本能率協会マネジメントセンター)。
転職することが珍しくないこの頃だし、会社を辞めようか悩むことってありますよね?
今の会社に勤めてから「会社に行きたくないな。辞めようかな。」と思ったことが少なからずあります。ちょっと落ち着いてきたけど、最近も思うところがあり、どうしたらいいのか考えていたところで今回の本と出会い、読み終わったので備忘録。
元リクルート「週刊B-ing」編集長である著者が、会社を辞めずに好きな仕事を手に入れるための16のヒントと20のルールを教えてくれる内容となっています。
本書を読み終わって勉強になったこと、感じたことをピックアップすると・・・
- 「好きな仕事」の本質を見極める(P39)
→趣味と仕事で求められること、行う内容が違うギャップを埋めないと、いくら転職しても失敗するのだと考えさせられた。 - 人材価値を上げて、「好きな仕事」をやれる自由を手に入れる(P77)
→先日読んだ世の中の需要と供給のバランスを知ることで、好きなことを仕事にできると学んだ。今回の本は、以前読んだ本よりも前に出版されている。好きな仕事をするためには、需要が高くなる自分へスキルアップすることは10年以上共通していることなんだ。 - キャリアの「横スライド展開」を可能にする「5つの成功ポイント」(P111)
→夢をかなえるための共通点である「目標設定」「継続」の大切さをこの本からも説得力のあるストーリーとともに頭の中に置いておくことを学んだ。
著者が「好きな仕事に就くまでに新卒から16年後」。この部分を読んだとき、始めるのに遅いということはないと元気付けられた。好きな仕事に就くまでに社会人の基礎を身につけ、好きな仕事に必要な共通スキルを別の仕事で磨くことで会社を辞めずにできることはあると学んだ。
転職して好きな仕事したいから会社を辞めようと思っている人、そろそろ会社を辞めようか悩んでいる人におすすめの一冊。