ネットで売れないものを知ってブログやHP運営に活かす

ネットで売れるもの売れないもの(竹内謙礼)

ネットで売れるもの 売れないもの 増補改訂版―商品選びで成否の8割が決まる 』(竹内謙礼、日経ビジネス人文庫)。
企業のweb担当者になったけれど、もしもネットで売れない商品を売ろうとしているとしたらどうしますか?早めに知っておきたいと思いませんか?
ブログやホームページで集客から販売まで売上に直結していたら問題はないですが、なかなか売上が伸び悩んでいるのであれば売れない商品を売ろうとしているかもしれません。
最近、社員が足りない会社は兼務が当たり前です。私の仕事はマニュアル制作担当者ですが、コンテンツ作成も求められています。
web担当者としてホームページやブログを運営するうえで、自社の商品・サービスがネット販売に向いている商品なのか知ることが大切です。
ネットで売れないものならばホームページやブログをどのような位置付けで運営すべきなのか知るため、今回の本を読み終わったので備忘録。

有限会社いろはの代表取締役であり、ブログやネットショップ運営に関する著書を多数出されている竹内謙礼さんが書いた本です。
今までに竹内謙礼さんの著書に読んだことがあり、毎回学ぶことがあります。

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*過去記事*
読みやすいレイアウトは余白が重要『月に100万稼げるドロップシッピング』
http://mon-navi.com/2017/07/book_c52/

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この本で私が気になったポイントは3つです。

  • ブログを検索エンジン対策に使う
  • ネットで売れないものを売りたいなら販促ツールとして使う
  • 物販以外につなげる
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ブログを検索エンジン対策に使う

ブログを販促ツールとして使うのがよいと著者は言っています。(p164)
自社の商品に関するコンテンツのブログを複数作成し、ユーザーの入り口を増やしたり、メインサイトへの被リンク数を増やして検索を有利にするために使うのが効果的だそうです。
大切なのは「ブログが売り上げを伸ばす」のではなく、「ブログを使って売り上げを伸ばす」という考え方を持ってブログを運営することが大切だと教えてくれます。
会社で社長や社員のブログを運営している企業を多く見かけます。
日々記事を作成し、コンテンツ量は十分、長いこと運営しているのになぜか売り上げが伸びないのはブログを販促ツールとして考え方が足りないのかもしれません。
ブログを運営するうえで、どういった記事が必要なのか見直すいいきっかけになります。

ネットで売れないものを売りたいなら販促ツールとして使う

まずは、ホームページに対してコストをかけない運営を心がけるよう著者は言っています(p183)。
ホームページはシンプルなページを作成し、掲載内容は必要最低限の情報に絞ったほうがいいそうです。
ホームページでは、ネット限定商品を提供したり、割引券を発行するなど販促ツールとして使い、ユーザーの購入に対する後押しの役割を持たせるつもりで運営するといいと教えてくれます。
制作後、制作物は作りっぱなしのままであることは少なく、たいていは更新はつきものです。
例えば、ソフトウェアが更新されれば操作マニュアルも更新する情報の一つです。更新頻度が高ければ高いほど、時間とコストがかかっていることは日々の業務で感じます。
その他、ホームページであれば商品説明や会社概要、問い合わせなどのページは必要です。
商品説明のページがあるなら、新しい商品を発売したときや既存の商品が販売中止になったときにページの更新が必要です。そこで、更新が必要な情報に対してどれだけ時間とコストをかけないかを考えるのは重要です。
ホームページを運営するうえで、売り上げに貢献していない、またはホームページを作りこむ時間や人員を確保できないのであれば、検討したほうがいいということです。
ネットで売れないものをホームページで売ろうとするのではなく、ユーザーへの販促ツールとして使うと割り切ってしまう考え方を持っていいと教えてくれます。

物販以外につなげる

物ではなく、サービスを売ることを著者は提案してくれています。(p187)
例えば、動画コンテンツや書籍のダウンロードなど、ユーザーにとって付加価値の高いコンテンツを提供する場所としてホームページを使えます。
最近、動画や資料などのコンテンツに対して名前とメールアドレスを入力するとダウンロードできるページを持った企業、個人のホームページを多く見かけるようになりました。
ユーザーにとってホームページやブログでは分からない付加価値の高いコンテンツであれば、ユーザーへ信頼感を与えたり、顧客満足度につなげることもできると感じました。

まとめ

web担当者として経験を積んできていれば知っている情報かもしれません。
しかし未経験であれば、いざweb担当者に任され、なぜ売上が伸びないのか考えたり、他者から聞かれてもわからないと思います。
ネットで売れるものと売れないものがあるということを知り、ホームページやブログを販促ツールとして使う。
すると、ホームページやブログを運営するうえで、どういったコンテンツや記事が必要なのか見直すいいきっかけになります。
自社の商品やサービスがネットで売れるものなのか売れないものなのか知りたい人、ホームページやブログ運営の効果に悩んでいる人に読んで欲しい一冊。

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