多読するための読書方法にはコツがある『本をサクサク読む技術』

本をサクサク読む技術 - 長編小説から翻訳モノまで

本をサクサク読む技術 – 長編小説から翻訳モノまで (中公新書ラクレ)』(齋藤孝、中央公論新社)。
「もしももっとはやく本が読めたらいいな」「薄い本なら読めるけど、少し分厚くなると最後まで読み切ることができない」と思ったことありませんか。
私自身、本を読んでいると読んでみたい本を見つけてはメモしているけどなかなか追いつかない。むしろ積読している状況。読書方法コーナーで本書のタイトル『本をサクサク読む~』に惹かれ、読み終わったので備忘録。

読書方法に関する多数の著書を出している齋藤孝先生が、読書を楽しめるようになることをゴールに読書方法を教えてくれる内容です。

本書を読み終わって勉強になったこと、感じたことをピックアップすると・・・

  • 「まえがき」と「あとがき」を読み、目次にざっと目を通せば、どの本の概要はわかります。あとは、おもしろそうなところを拾って読んでいけばいいわけです。(P38)
    →時間短縮のコツの説明がわかりやすい。実践してみよう。
  • シドニィ・シェルダンは若いころ、書き上げた作品をまず幼い娘さんに読んでもらい、「わからない」「難しい」と言われた部分をすべて書き直したそうです。(P156)
    →高校、大学の頃にはまって読んでいたシドニィ・シェルダン。予想していないときに小ネタを知り、これもまた読書の醍醐味だなと感じた。
  • 賞にはそれぞれ個性があるので、複数をチェックすれば、それぞれの分野に出会えるわけです。(P195)
    →賞を比較して読んでみるのも楽しそうだなと思った。

今回は読書メモが多めになった著書だった。
読破するコツには身構えることなく読んでみようという気になったし、長編小説や翻訳書の読み方で相関図を書くことをおすすめされていた部分では、マインドマップを使って相関図を作成みようかなと思った。また、本を選ぶヒントではベストセラーは「雑談ネタとして使える」「その時代を知る材料になる」といった視点には、興味の幅広がりそうだった。
今回の本で感じたことを総合すると、時間短縮して読むコツを知りたい人、読書の分野を広げたいと考えている人におすすめな良書。

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