残業したくないと思ったときに読む本『「残業ゼロ」の仕事力』

「残業ゼロ」の仕事力

「残業ゼロ」の仕事力』(吉越浩一郎、日本能率協会マネジメントセンター)。
遅くまで残業続きの毎日でなくなったらいいなと思うことありますよね?
社会人●年目。新社会人になりたてのときだったら体力があるから大丈夫かもしれないけど、30代半ばになると体力も落ちてくるし、21時以降の残業が続くと平日に充実感を求められなくなります。
今より30分でも早く帰られるようにするにはどうしたらいいのか、ヒントが欲しいと考えていたところで今回の本を読み終わったので備忘録。

著者は元トリンプの社長である吉越浩一郎さん。
著者が残業ゼロにするために実践してきたことを教えてくれます。

本書を読み終わって勉強になったこと、感じたことをピックアップすると・・・

  • 人の能力や時間を飛躍的に伸ばすことは難しいが、時間に制限を設けることで効率を上げることができる。「いつまでならここまでできる」という社員側の都合ではなく、「いつまでにこれを、なんとしても成し遂げることが必要だ」という会社側の都合から設定しなければならないのであって、ここを間違えてはいけない。(P53-56)
    →以前、同じ状況になったとき失敗した。しかしまた同じ状況になっている。他の人は効率を上げるときどうしているんだろう。私は自分の能力を超える時間制限を設けられたとき、効率を上げるということは「無駄な時間を省く」「時間ができたときに事前準備をする」と考えている。
  • 会社での仕事は、あくまで自分の生活を構成する一要素に過ぎません。こういう意識を強く持っていないと、やがて定年を迎えたとき、やるべきことがなくなってしまいます。(P112)
    →今、世の中は複業をOKとしている会社が増えている。複業するということは収入面や幅広い経験値を増やすだけでなく、定年後もやるべきことが残る準備にもなるんだと感じた。
  • 組織にいる間にやっておくべきことは「フォロワーシップでリーダーシップを学ぶ」こと。将来、リーダーになったときに何をすべきかを考えることは必要。(P139-P145)
    →今の自分にはできていない。意見を言うときは文句ではなく、相手を支えることを言うように気をつけようと思った。

「大きな問題は小分けにして考える」「仕事にはデッドラインを設ける」など残業ゼロにするために筆者が実践してきた仕事への取り組み、社員の意識改革、残業ゼロにする必要性など、なぜ残業ゼロにすることが大切なのか伝わった。今はまだ考えていなかったけど、定年後に仕事が無くなったときのことを想像すると、今からでもメインの仕事以外に打ち込める何かを持つ準備を始める必要があると知った。
残業を少なくしたい、残業ゼロにするためのヒントが欲しいと思っている人への良書。

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